[2019年9月18日 訪問]
場所:和歌山県田辺市本宮町湯の峰110
交通:京奈和道「五條IC」より自家用車2時間
泉質:含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉 (1.568g/kg)
費用:入浴料770円(つぼ湯・くすり湯)
日記
この日は、湯の峰温泉に行きたくなって、訪れてみました。
家の車で京奈和道を走り、五條市からは国道168号線を南下していきます。道の駅で休憩をはさみつつ、十津川温泉郷を抜けて、和歌山に入ります。
熊野本宮大社まで来たらあと少し、山の中を走って到着です。家をでてから2時間40分ほどくらいです。
公共交通機関の場合はJR新宮駅からバス1時間、JR紀伊田辺駅からバス1時間40分、JR五条駅からバス4時間のいずれかの形になるかと思います。
到着して、まずは卵を買って、湯筒につけて、ゆで卵を作っておきます。ここでいろいろと温泉にひたして茹でることができます。
そして、「旅館あずまや」さんの日帰り入浴を楽しみます。
湯上り後に、たまごを取り出して、おいしくいただいて、ほっこり休憩します。湯の峰温泉の雰囲気はいつも最高ですね。
落ち着いたら、世界遺産の「つぼ湯」に入るべく公衆浴場の受付にいきます。
つぼ湯が1時間待ちくらいだったので、券売機で券を購入して順番の札を受け取っておきます。1組30分制限の貸し切りなので、混んでいるとかなり待つ必要があります。
つぼ湯の近くに待つ場所があるので、のんりび待つことにします。きちんと順番待ちしておかないと前の人の入浴が短い場合は、早くなる可能性があります。
順番がきたので扉をあけて入ります。小さい岩のお風呂がひとつあります。熱いお湯がお風呂の下から出ているので、蛇口の水で薄めて入ります。前の人が加減した温度になるので、ぬるい場合はあきらめましょう。
この日は、少しぬるめの透明のお湯でした。色は日によって変化するらしく、いままでに来たときは青白く濁っていました。熱い濁り湯が好きなので、少し残念ですが、硫黄のお湯と独特の雰囲気は、素敵な時間を過ごさせてくれます。のんびりと歴史を感じつつ、湯上りです。
つぼ湯に入浴すると、公衆浴場の「くすり湯」か「一般湯」のどちらかを選んで入ることができます。
くすり湯は、加温、加水、循環、消毒なしの源泉100%かけ流しです。源泉は70℃の高温で、冷ましたお湯が、ひとつだけある湯船に注がれています。このお風呂では、石鹸、シャンプー類の使用は禁止されています。洗い流したい方は、一般湯を利用するとよいみたいです。
個人的には、「つぼ湯」より「くすり湯」のお湯の方が好きなので、ぜひ両方を楽しんでもらいたいと思います。つぼ湯が混んでいて入れなくても、くすり湯に浸かれば、湯の峰温泉のいいお湯を十分に味わうことができるはずです。
くすり湯もたっぷり満喫して湯上りです。濁っている日もありますが、今回はこちらも透明のお湯でした。
日本最古とも言われる歴史ある温泉。温泉街の雰囲気は、喧騒がなく静観で、郷愁を誘います。なかなか訪れるには遠い熊野の聖地。硫黄が香る、素晴らしいお湯。やはり、ここは一番好きな温泉ですね。
熊野本宮大社、熊野古道を訪れるときは、ぜひとも湯浴みしていただきたい場所です。
(2020.2.25)