[2021年3月10日 宿泊]
場所:大分県別府市鉄輪上3組
交通:JR「別府駅」より バス20分 鉄輪バス停 徒歩5分
泉質:単純温泉
費用:宿泊費5000円(素泊り・入湯税)
日記
宿泊先の「別府ステーションホテル」さんをチェックアウトして、別府駅の観光案内所で亀の井バスの2日間乗り放題チケットを1500円で購入します。
観海寺温泉「いちのいで会館」さん、別府温泉「梅園温泉」さんに立ち寄ったあと、別府八湯のひとつの鉄輪温泉(かんなわおんせん)に向かいます。
以前に、明礬温泉に行った時は、通過してしまったので、やっと訪れることができました。
16時チェックインのところを、鉄輪バス停に15時頃についてしまい、まずは鉄輪温泉エリアを散策することにします。湯気が立ちこめる、いい雰囲気の温泉街です。
坂もあり、範囲も広く、いい運動になります。立ち寄れるお風呂の場所を確認しておきます。先に入浴しようかとも思いましたが、荷物を置いてからにしました。
時間になり、大黒屋さんにチェックインします。
細い道のところを入っていくので、少し試行錯誤しましたが、無事に到着です。
湯治スタイルの素泊まりですので、説明を聞いて、雰囲気に慣れていきます。お部屋は、落ち着いた和室でのんびりできます。蒸気熱の暖房が備え付けてありました。
一息ついたら、浴衣セットを大黒屋さんでレンタルして、「鉄輪むし湯」さんで蒸されてきます。続いて、「谷の湯」さんに向かいます。
途中、地獄蒸しの食材セットを販売している、「ことぶきや」さんに出会ったので、セットを作っておいてもらい、湯上がり後に受け取って帰りました。
晩御飯をどうするか迷っていましたが、食材を手にいれたので、お宿の釜を使わせてもらい地獄蒸しをいただくことにします。
女将さんに食材をみてもらい、指示を受けて、ざるに盛り、タイマーをセットして釜に乗せて蓋をします。キャベツ、しめじ、さつまいも、じゃがいも、たまご、豚まんが今夜のごちそうです。
初めてのことなので楽しいですね。厚手の手袋を使い、ざるを取り出します。
お部屋に持ってあがり、いただきます。塩、ぽん酢、辛子などの調味料と竹皿は貸していただきました。
高温の温泉の蒸気で蒸された、食材はとてもおいしくなりました。何もなくても、味わいがあり、調味料を加えてもいい感じです。好みの調味料を持参しておくと、さらによいかもしれません。
お腹を休ませたら、外湯をめぐります。遅くまで利用できる、「地獄原温泉」さんと「ひょうたん温泉」さんにいきました。
帰ってきたら、一日の締めくくりに、大黒屋さんのお風呂に入らせてもらいます。貸切湯になっていて、浴室の扉にかかっている札で空いてるか判断します。
熱い可能性があると注意書きがあるので、ゆっくり温度を確認して入浴します。熱いめのお湯が心地よいです。しっかりぽかぽか満足です。
部屋は、暖房のおかげで暖かいので、薄着でもぐっすりと眠れました。
朝は、7時半なると台所にサービスの釜で蒸した玉子と味噌汁が並べられていて、お部屋に持っていき、いただきました。どちらもおいしくて、ちょうどよい朝食でした。
そのあと、またお出かけさせてもらい、外湯を楽しみます。市営浴場「熱の湯温泉」さん、共同浴場の「すじ湯温泉」さん、「渋の湯」さんを巡ります。
戻ってきて、お部屋で少しごろんとして、チェックアウトさせてもらいました。たっぷりと鉄輪温泉を満喫させてもらいました。お世話になり、ありがとうございました。のんびりとくつろぐことができて、とてもいい時間を過ごすことができました。
再びバスに乗り、明礬温泉「照湯温泉」さんに入浴してから、名勝「血の池地獄」を見に行きます。さらに柴石温泉「柴石温泉」さんに入浴してから、鉄輪バス停までもどり、「湯の川口」バス停まで乗車します。
バス停前に「亀正」さんというお寿司屋さんがあるので、記名して順番を待ちます。1時間半くらいして、やっと入店です。回転寿司だと思いますが、時期的に寿司は回っていなくて、注文してから提供してくださるスタイルでした。
関あじ、中とろ、甲いか、サワラ、ハゲ肝あえ、りゅうきゅう、たまごを注文します。お値段も手頃で、おいしいお寿司をいただくことごできました。ごちそうさまでした。いいお昼ご飯になりました。
ただ、バスの待ち時間が長くなったため、湯の川口バス停から鉄輪バス停まで、20分ほど歩いてもどることにしました。
別府駅までもどり、時間が少しあったので、別府温泉「田の湯温泉」さんに立ち寄ってから、電車に乗車しました。
小倉駅で新幹線に乗り換える前にホームにある、立ち食いのラーメン屋さんで「白旨」を注文しました。以前から、気になっていたので、食べてみました。おいしく完食して、今回の旅の締めくくりになりました。
鉄輪温泉は、本当に凄いところでした。もくもくと街中で立ちこめる湯気がたまりませんね。温泉好きならば、必ず訪れるべき場所のひとつだと感じました。別府はやはり奥が深い温泉地ですね。
(2021.3.21)